| (12)各論6 手足口病 |
| 原因:コクサッキーA16(CA16)、CA10、エンテロウイルス71(EV71)などのエンテロウイルスによりおこり、基本的には予後は良好な疾患です。しかし、急性髄膜炎の合併が時に見られ、稀であるが急性脳炎を生ずることもあり、なかでもEV71は中枢神経系合併症の発生率が他のウイルスより高いことが知られています。コクサッキーA16型は心臓に合併症を来すこともあります。一度手足口病に罹っても別の起因ウイルスによる手足口病に何度も罹ることがあります。夏風邪の一種です。
潜伏期:3〜7日
症状:夏、乳幼児に多く見られます。米粒大の水疱性丘疹が手掌、足蹠、足関節、臀部に出現、口腔粘膜にアフタ性口内炎ができます。30%位に微熱がありますが、1〜2日で下がります。熱は無いことも多いです。
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| 図.手足口病における水疱性発疹 |
合併症:稀。無菌性髄膜炎を起こすことがあります。小脳失調症、中耳炎、心筋炎(CA16)。EV71は中枢神経系合併症に注意!
治療:対症療法が原則。皮疹には特に治療の必要はない。食事は濃い味は沁みるので薄味に。脱水にならないように注意が必要です。抗生剤は必要ありません。口の中を痛がる時はウイダーインゼリーなども有効です。特殊なウガイ液で痛みが治まることもあります。
予後:良好。発疹は約1週間で消褪し、あとを残しません。
感染期間:咽頭1〜2週、便からは3〜5週も検出されます。不顕性も多いです。
登校停止:主症状が軽快するまでですが、法的な規制はありません。
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