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(1)発熱について(2)引きつけについて(3)嘔吐について(4)下痢について(5)脱水について
(6)咳・喘鳴について(7)各論1 麻疹(8)各論2 風疹(9)各論3 特発性発疹
(10)
各論4 水痘11)各論5 水いぼ(12)各論6 手足口病(13)各論7 おたふくかぜ
(14)各論8 リンゴ病(15)各論9 マイコプラズマ肺炎(16)各論10 百日咳
(17)各論11 溶連菌感染症(18)各論13インフルエンザ

(番外編1)傷の手当(番外編2)ワクチンの注射について (番外編3)経口補液のレシピ
(番外編4)小児のスキンケア(番外編5)各論12 学校伝染病


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(13)各論7 おたふくかぜ
原因:ムンプスウイルス(パラミクソウイルス科のウイルス)の飛沫感染による。
潜伏期:平均18日(15〜21日)

症状:唾液腺腫脹は両側、あるいは片側の耳下腺にみられることがほとんどですが、顎下腺、舌下腺にも起こることがあり、通常48時間以内にピークを認めます。接触、あるいは飛沫感染ですが、その感染力はかなり強く、同居家族で97.4%、学校などの同一クラスでは89.5%と高率な感染が報告されています。不顕性感染もそれでも30〜40%見られます。合併症としての無菌性髄膜炎は、軽症と考えられています。思春期以降では、男性で約20〜30%に睾丸炎、女性では約7%で卵巣炎を合併するとされています。男性の不妊の原因になることは稀だと言われています。また、20,000例に1例程度に難聴を合併すると言われており、永続的な障害となるので重要な合併症のひとつです。

診断:EIA法にて急性期にIgM抗体を検出するか、ペア血清でIgG抗体価の有意な上昇にて診断します。再感染時にはIgG抗体のavidityの測定が有用と言われています。最近では、RT-PCR法にてウイルス遺伝子を検出することが可能となり、これによりワクチン株と野生株との鑑別も可能です。

合併症:無菌性髄膜炎が10%前後みられます。精巣炎(卵巣炎)、膵臓炎、難聴、関節炎、心筋炎
治療:対症療法のみ。特異療法はありません。安静、水分補給、解熱剤等です。 耳下腺の腫脹は冷やした方が気持ち良い場合と冷やさないほうが良い場合があります。成人だと重症化します。僕は30歳過ぎて発病しましたが、顔は左右非対称に耳下腺や顎下腺が腫れるし、精巣も通常の数倍に腫れ上がって歩くのも苦痛でした。40度を越える高熱も3日以上続いて大変な目にあいました。

予後:合併症がなければ良好。7〜10日で治ります。
感染期間:耳下腺腫脹前7日〜腫脹後9日。
登校停止:耳下腺の腫脹が消失するまで
入浴:熱が下がって48時間後、痛みがなく元気になれば可。
注意:合併症が多いので初期は安静に。髄膜炎の症状(熱、嘔吐、頭痛)があれば再受診を。

<ムンプス感染症の病的所見の頻度>
耳下腺炎 60-70%  髄液中細胞増多 50%
顎下腺炎 10% 髄膜炎 1-10%
睾丸副睾丸炎 5% 脳炎 0.02%
卵巣炎 5% 一過性難聴 4%
膵臓炎 5% 心電図異常所見 5-15%

※睾丸・副睾丸・卵巣炎は思春期以降


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