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(1)発熱について(2)引きつけについて(3)嘔吐について(4)下痢について(5)脱水について
(6)咳・喘鳴について(7)各論1 麻疹(8)各論2 風疹(9)各論3 特発性発疹
(10)
各論4 水痘11)各論5 水いぼ(12)各論6 手足口病(13)各論7 おたふくかぜ
(14)各論8 リンゴ病(15)各論9 マイコプラズマ肺炎(16)各論10 百日咳
(17)各論11 溶連菌感染症(18)各論13インフルエンザ

(番外編1)傷の手当(番外編2)ワクチンの注射について (番外編3)経口補液のレシピ
(番外編4)小児のスキンケア(番外編5)各論12 学校伝染病


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(15)各論9 マイコプラズマ肺炎
原因:肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae )が原因ですが、これは自己増殖可能な最小の微生物で、生物学的には細菌に分類されます。他の細菌と異なり細胞壁を持たないので、多形態性を示し、ペニシリン、セフェムなどの細胞壁合成阻害の抗菌薬には感受性がありません。

潜伏期:2〜3週間

症状 :初期には発熱、全身検体、頭痛が見られます。咳はその3〜5日後から始まり、最初は乾性の咳ですが、徐々に湿性の咳に変わり解熱後1ヶ月程度続くこともあります。幼児では鼻炎症状も見られます。皮疹が見られる事もあります。その他の合併症としては、中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、溶血性貧血、心筋炎、関節炎、ギランバレー症候群、スティーブンジョンソン症候群があります。4年毎(オリンピックの年)の流行が繰り返されていましたが、近年は崩れています。

好発年齢:学童に多いが、乳幼児や大人にも見られる。

診断:補体結合反応(CF)、間接赤血球凝集反応(IHA)にて、ペア血清で4倍以上の上昇を確認します。単一血清で診断するには、それぞれ64倍以上、320倍以上の抗体価が必要です。近年、粒子凝集法(PA )、蛍光抗体法(IF)あるいは酵素抗体法(ELISA)によるIgMIgG抗体の検出も可能です。PCRも有効です。胸部レントゲン写真の所見ほど症状は悪くないのが特徴です。大葉性肺炎像、肺胞性陰影、間質性陰影、これらの混在など、多様なパターンをとります。

治療:マクロライド系のエリスロマイシン、クラリスロマイシンなどが第一選択で、学童期以降ではテトラサイクリン系のミノサイクリンも使用されます。後は対症療法。

予後:一般に良好。

合併症:上述。

入浴:熱がなくて元気があれば可。

登校停止:医師の判断。一般的には主症状が軽快(熱が下がって3日後)してから3日後には登校可。必要があれば、学校長が学校医の意見を聞き、第3種学校伝染病としての措置を講じることができる疾患のうち、条件によっては出席停止の措置が必要と考えられる伝染病のひとつとして例示されています。

注意:冬場に流行した場合はインフルエンザやSARSとの鑑別が困難な場合があります。

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